※この記事は、旧ブログの記事(2016年12月掲載)を再編集しました
こんにちは
アロマテラピーサロンhamacaの寺尾美和子です
これは、私がはじめて、精油を1本使いきった時のお話。
初めて使いきったのは、華やかでやさしく、女性らしい香りが人気のゼラニウム精油でした。
あなたは、精油を1瓶、使いきったこと、ありますか?
ちいさな小瓶で、量も少ない精油ですが、
実は、精油を使いきるって、難しいことでは?と感じています。
精油とは?

精油はたいてい5mlか、10mlで売られています。
精油瓶は、蓋を開けると先端にドロッパーがついていて、
瓶を静かに傾けて、自然に落ちてくると、一定の量で滴下するようにできているんですよ。
1滴が0.05ml。
精油1本が10mlだとすると、200滴分あります。
けっこうありますよね?
精油の1回の使用量は意外と少ない?
では、精油を使う時のことを考えてみましょう。
精油を使う時には必ず希釈をするので、
お風呂に入れてアロマバスにするなら、1回の入浴で3~5滴、
スプレーを作るなら、50mlのスプレーに10滴。
お客様にトリートメントに使用する際は8滴、または10滴です。
そして、たいていは精油を1種類ではなく、2~3種類ブレンドするので
アロマテラピーを1回楽しむのに、1本の精油の瓶から使うのは2~3滴かもしれません。
こうして書いてみると、意外と使わないものだなぁ・・・
と思いませんか?

hamacaには、40本以上の精油があります。
40本以上の精油が、全部で何滴なのか?
使用する際の滴数にすると、相当な量ですよね。
香りの鮮度と、使いきる難しさ
そして、精油を使いきることの難しさには”使用期限”もあるかと思います。
精油も、食品と同じく使用期限があります。
AEAJでは、精油を”開封後1年(柑橘系のものは半年)”で使いきるように勧めているんですよ。
それは、香りが新鮮なうちに使ってほしいから。
他の記事でも解説していきますが、
精油は、植物から精油になった瞬間から、どんどん酸素と手をつないでいきます。
そう「酸化」です。
そうすると、買った時には大好きな香りでも、使わないまま時間だけが過ぎていくと
香りが酸っぱく感じたり
フレッシュさが無くなったり
「心地よさ」が、失われてしまうんです。
1回に、2~3滴しか使わない精油は、
小さな瓶に100滴とか、200滴分も入っていて
しかも、新鮮な香りを楽しむなら、開封して1年で使い切る・・・
これは、「たまに使う」ぐらいだと、使いきれない
そう思いますよね?
さらに、精油の小さな瓶に詰められた植物の命についても考えてみました。
この続きは次回また書きたいと思います。