※この記事は、旧ブログ（2017年11月掲載）の記事を、再編集したものです
こんにちは。
セラピストの寺尾美和子です。
hamacaでご提供しているのは、
お客様と一緒に選んだ2～4種類の精油を、植物油に希釈して、お身体に塗布しながら行う
アロマテラピートリートメント（オイルトリートメント）です。
今回は、お肌に塗布したオイルの「拭き取り」について。
hamacaの考えと、行っていることを書いてみますね。
お身体に塗布したオイルは、どうなる？どうする？
お身体に塗布したオイルは、
皮膚にとって必要な分は、皮膚に吸収されていきます。
皮膚に充分な潤いがある場合は、程よく吸収され、ある程度皮膚の上にオイルが残ることもありますが、
冬などの乾燥が気になる季節は、
トリートメント中にもグングンと皮膚から吸収されて、通常よりもたくさんのオイルを塗布することが多いです。
（冬は、トリートメントオイルを準備する時に、あらかじめ多めのオイルを準備していますよ）
程よく吸収されても、トリートメント後にお洋服を着るのに、皮膚にオイルが残ったままだと、気になる場合もあると思います。
そこで、オイルトリートメント後に必要なのが
オイルの拭き取り。
多くのサロンさんでは、
ホットタオルを1本出してくださって
「気になるところにお使いください」
と、言われるかと思います。
私自身も、いろんなサロンさんに行って施術を受けると、そう言われてホットタオルを1本出されます。
ベッドの上で体を起こして
ホットタオルをひろげ
まず首回りや腕から拭きながら体を触り、オイルが多く残る部分を拭きながらベッドから降り
足の裏を拭いて、着替え始める
そんなことを、施術部屋で一人行っています。
でも実は、
私自身、服を着る直前のホットタオルって、あんまりうれしくないです。
ホットタオル1本で、気になる全身のオイルが拭き取れると思えないし
ホットタオルで拭いて、水分が残る身体に、服を着るのが少しだけイヤなんです。
それに、
せっかく気持ちよくトリートメントを受けていたのに
起きて
小さなベッドの上で手を前後に動かして身体拭いて
それから服を着て、鏡見て顔と髪の毛をチェックして・・・
忙しいじゃないですか。
しかも、その施術部屋に鏡があることが多いと思いますが
紙ショーツ1枚で身体を拭く姿が映っていようものなら・・・・
せっかくのお姫様気分の心地よさだったのに・・・
これまでのお姫様気分が萎えちゃう気がして・・・
hamacaのオイルの拭き取りは、メニューの一部
では、hamacaの場合。
トリートメントの後は、心地よい余韻に浸りながら、もう少しベッドに横になっていてくださいね。
お身体の表面に残ったオイルを、セラピストが拭きとります。
背中やお腹、脚、腕などは乾いたタオルで。
直射日光を浴びやすい、首や背中上部、デコルテ
そして、滑ってしまったら危ない足の裏は
ホットタオルを使って丁寧に拭きとります。
乾いたタオル1本
ホットタオル2本を使って、
お客様はベッドに寝たまま、セラピストが行うオイルの拭き取りです。
これは、メニューの一部と言えると思います。
トリートメント前の、時間外に行う
アロマ足湯
も、メニューの一部だし
トリートメント後のセラピストが行う拭きとりも、時間外だけど、メニューの一部。
施術時間内に行う内容だけじゃない。
アロマ足湯から（もっと広く言えば「精油選び」から）
拭きとりまで、全部がhamacaがご提供するメニューだと思っています。
もちろん、お着替えの際に使っていただくホットタオルも、お出ししていますよ。
気になる箇所や、髪の毛についてしまったクセを直すのに、ご利用くださいね。
小さなこだわりに「いつもお疲れさまです」の気持ちを込めて
ホットタオルでの拭き取りは気持ちよいと、お客様に大好評です。
特に、背中上部から肩首にホットタオルを当てると、ほとんどのお客様が
はぁ～～～
っと、ホッとするように息を吐いていらっしゃる様子が伝わってきます。
「丁寧だよね。他のサロンは”拭いてくださいね”ってタオルをくれるだけじゃない？」
と言って下さる敏感なお客様もいらっしゃいます。
気づいていただけてうれしいです。
もちろん、皮膚に残ったオイルを100％拭きとることはできません。
でも、皮膚にオイルが少し残っていることで
夜、お風呂に入った時に
トリートメントの際の精油が、再びフワッと香ることがあります。
（使用する精油によります）
それを
「気持ちよさを思い出せて、とってもうれしくなる」
と喜んでくださるお客様もいらっしゃいます。
せっかく、お忙しい中お時間を作ってお越しいただいたんですもの。
hamacaでは、ゆったりとした気持ちで過ごしていただきたいし
心地よい余韻を、感じていただけたらうれしい。
そのための、hamacaのこだわり。
今も、これからも続けていきますし、今以上にお客様にとっていい方法があれば、良くしていきますね。
